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TOEIC 試されるのは、英語力だけじゃない!?(1)
Bits and Bobs by Yuko Hattori
TOEIC、ビジネス翻訳講師、三女の母
1年ぶりの Bits and Bobs 復活です。これからまた、どうぞよろしくお願いします。
また、このたび初めてお目にかかる方、初めまして!
さて、近頃はTOEICをビジネスマンやビジネスウーマン、大学生さんにお教えすることが多くなりました。
年齢のせいか、自分で翻訳の仕事をするより人サマにお教えするほうが生きがいを感じるようになりました。
さて、今日はTOEICのお話です。
私が初めてTOEICを受けたのは、遠い昔、20代後半の頃、まだそんなに知られている試験ではありませんでしたが、翻訳や通訳の仕事をしていたこともあり、
当時の職場で受験が義務付けられました。
まだ、実用英語技能検定、いわゆる「英検」が圧倒的優位を誇っていた頃です。
あれから早や17,8年。今や、TOEICは押しも押されぬビジネスコミュニケーション能力テストとして不動の地位を確立しました。ほとんどの大手メーカーや商社ではTOEICを社員に受けさせて、昇進や海外赴任の基準にしています。
転職や就職の際にもTOEICスコアは履歴書の「資格欄」で存在感のある項目の一つとなっています。
全部で200問もあるとはいえ、たかが、マークシートテスト。そんなものでコミュニケーション能力を測れるものではありません。しかし、TOEICでは、英語力の進歩を目に見えるスコアで確かめることができます。
英語学習者なら、活用しない手はありません。
しかも、さらに薦めたくなる事件がありました。
今年から企業内で行われるIPテストも含め、全面的に新TOEICになりました。
新TOEICでは、以前のように分かっていてもミスを誘うような姑息(こそく)な誤文訂正問題がなくなり、読む量もさらに充実して内容も読み応えのあるものが含まれるようになっています。
リスニングの会話問題は、少し高度で複雑になり、その結果、ビジネス英語を迅速かつ正しく理解できる人が高得点をとれるテストとしてしっかりしてきた、と感じます。
このテスト対策の学習をすることは、使える英語を身につけたい学習者にお薦めです。
英語の勉強というと会話がもてはやされますが、会話は内容があって初めて成り立つもの。
しかし、内容のある会話をするためには、きちんとした英語の基礎力が備わっていなければ、まともな会話になりません。基礎力を身につけずに英会話ばかり練習していても、あるところからは何年やっても先に進めなくなるでしょう。
まして、メールやレターも基礎力がなければ、典型的な英文パターンが載っている本を買ってみたところで、ろくなものは書けません。
ひな型のビジネス文をいくら覚えても、実際のビジネスの現場でその場その場に合った文章を書くことは、とてもできません。
切羽詰ってからでは、ちょっと遅いのが語学の学習。
今すぐ何に生かすということがなくても、しっかりした英語力を身につけていて損はありません。
とりあえずは、TOEICでスコアを上げることを短期目標として取り組むのは、継続するためにも良い刺激になります。
そして、TOEICでスコアを上げると、またその先の山も見えてきます。
TOEICスコアをメルクマールにして、実りある英語学習の旅に一緒に出かけませんか?
次回の記事(8月1日掲載予定)からは、TOEIC対策と本来の英語力構築の方法についてお話します。