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2024年05月05日
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出版書の翻訳はやはり骨が折れます

2008年09月22日

今日はビジネスメールは一休みして、翻訳の話です。

今、出版書の翻訳作業をしています。
本は、昨年のエコノミスト誌に、

TOP 10 Business Books of the Year

に選ばれた本。経営書です。

大御所翻訳者の方が、産業翻訳と出版翻訳は基本的に同じ、と言われているのを読んだことがありますが、私は結構大きな違いを感じています。


産業(ビジネス)翻訳では、報告書類や契約書などが多いし、基本的には
事実を正確簡潔に表現することに徹すればいいのです。
ウェブサイトなど広報的な性格を帯びたものでも、それほどたいへんだと
感じたことはありません。


でも、出版書だと、著者も色気を出して、表現が凝っていたり、
研究書に近い性格のものなのに、やはり著者の思い入れがあって、
感情移入された文章もたくさん出てきます。

そういった言葉を日本語に訳すときの、訳語選択にとても悩むのです。

こんなに時間がかかるとは思ってもみませんでした。

たとえば、

Impact
Force
Pattern
Practice

このような、一見簡単だけど、どういう日本語が一番、原語の意味を表わしているのかを考えて、ものすごく悩むのです。

いちいち、一文一文、訳語選択にとても時間がかかってしまっています。
辞書を調べても気に入った訳語が見つからず、
考えてこれはどうか、と思う言葉を
今度は、国語辞典や広辞苑で意味を確認してみる作業。

もちろん、すべてパソコン上で調べますが、それでも全部やっているととても時間がかかります。


私の日本語の力が薄っぺらいものだったという証拠ですねー(泣)。

翻訳しながら、修行の毎日です。

 

 

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初めてのトライ:出版翻訳

2008年05月19日

特定非営利活動法人促進法、
いわゆるNPO法が制定されて今年はちょうど10年。

その翌年の1999年に、『NPOが拓く新世紀』という本を共著しています。

その少し前に、大阪大学経済学部と公共政策研究科の教授陣が
主体となって、NPO研究フォーラムを立ち上げていました。

そして、NPO研究フォーラムが、ジョンズホプキンス大学の
NPO国際比較プロジェクトの
日本のNPO調査を担当し、私もそのメンバーでした。


『NPOが拓く・・』の共著者は、阪大の先生、元関西電力の方、
日経新聞の方、大阪ガス研究所の方など錚々たるメンバーです。

偶然いただいたチャンスということで、日本のNPOについての論文を
本書のために書きました。


このときの執筆は私にとっては周囲から話をいただいての幸運でした。


今回は、良い本にめぐり合えたこと、日本の社会起業がブレイクする
タイミングであることが重なり、
米国で出版された社会起業に関する或る本をどうしても
翻訳したくなりました。


著者にメールを送り、
私の気持ち・背景・日本での出版翻訳のお手伝いをしたいことを伝え、
出版社にもつないでいただき、日本のエージェントに連絡し、
そして日本のある大手出版社にも、友人を通じて提案するところまでこぎつけました。

その過程で、たくさんの人にいろんなお願いをしました。


出版翻訳は非常に険しい道のようです。まだまだどうなるかわかりません。


それでも、私には今の日本社会の現状、NPOとの接点、この本、
そして私の今の心の状態が、

今がそのタイミングだといっているような気がします。


日本社会が社会貢献度の高い組織を爆発的に増やし、
日本人の心がもっと豊かに育っていく、大きな岐路にあるように思います。

その動きを加速させる働きを、この本が担っているように思います。


最後まであきらめず、できるかぎりのアクションをとっていきたい
と思っています。

 

 


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翻訳のレートはさまざま

2008年04月21日

2か月?ほど、どたばたしていて書けずにいましたが、またがんばります。

先日、登録もしていない翻訳会社から翻訳依頼の電話がありました。
日本翻訳連盟の会員なので、会員名簿で私の情報を得て連絡があったのです。

大量の税務関係の翻訳を受注したので翻訳者を探している、ということでしたが、オファーされた翻訳レートの安さにびっくり・・・それでは翻訳をお引き受けできません、とお伝えしました。


翻訳者の中には、とても低いレートで引き受ける人もいますが、理由はさまざまです。

得意分野、おもに技術やIT分野の翻訳で、技術を駆使して仕事を省力化して量産するタイプの技術屋さん翻訳者

別のタイプでは、あまり収入にこだわらない趣味感覚の人。そんな生産性なら、事務のアルバイトでもしたほうがよほど楽ではないかと思えるような収入でもOKという主婦タイプ。

でも、あまりに安くで引き受けるわけにはいきませんよ。生活がかかっている翻訳者としてはね。こんな安い翻訳レートをオファーする翻訳会社とは、つきあわないほうがいいです。

翻訳業界も厳しい競争と値下げ圧力にさらされているようですので、翻訳者も受け身でなく、セルフマーケティングができないと、翻訳などやってられない、ということになりかねません。


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在宅仕事のノルマ

2008年01月22日

在宅翻訳の仕事は、納期が決まっているだけで、仕事のペースはすべて自分で管理しないといけません。

昨年は、もう一つピッチが上がらなかったのだけど、今年はちょっとがんばれるかな、という気がしてきました。

家で仕事をしていると、仕事時間とプライベートがまったく分離できないため、結局、仕事時間が長くなりがちです。

会社なら同僚や顧客と話をしたりして気分転換できますが、家で孤独に仕事をしていると、買い物に出かけたり、家事をするのが気分転換です。食べるのも気分転換なので、やたらコーヒー飲んだり、おやつを食べたりしますが、翻訳しているとなぜか太りません。たぶん、いろんな分野の内容に頭をひねりまくっているので、糖分が多量に分解、消費されるのではないか、と思っています。

時間管理のため、自分で1時間に消化する分量をノルマにして、納期までの毎日の計画をかなり細かく立てます。だから、PC上の時計をちらちら見ながらの作業です。

これを辛い、合わないと思う人もいると思いますが、

子育て中は忙しいので、通勤がない分、時間を節約できて助かるし、子どもの用事で時間がとられても、夜、睡眠時間を削って仕事の遅れを取り戻すことができるので、とてもありがたい仕事です。


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マイクに向かって発音して教材作り

2007年12月28日

TOEIC公式問題集を使った教材作りのために、教材内容をワード文書にしているのですが、スキャナを使っているのではなく、Dragon Naturally Speakingというソフトを使って、英語をマイクで読み上げて、自動入力しています。

最初は、発音と違うヘンな単語が入力されて、私の発音が悪いのかとゲンナリしたけれど、途中から調子よくなり、かなり快適。3500ワード程度の内容、というとどれくらいかというと、パート5からパート7、だいたい30ページ分くらいが、1時間弱で入力できて、入力ミスを修正するのにもう少し。

手で入力すると、これだけやれば、ものすごい疲れて肩が凝るところだけれど、かなり作業が楽になった。

それに英語をマイクに向かって読み上げるのが結構楽しい。

きちんと判別されるように、できるだけきれいに発音しようとするので、自分の発音練習にもなって、一石二鳥。


教材の一部:

Only 3% of subjects indicated the TV commercial as a reason for buying Icy Waterfalls mineral water; this figure is reasonable for a product whose TV commercial was last aired more than five months ago.  However, it must be stressed that this figure is based only on Fontes, BuyWay, and MaxiDome customers because KTS is not currently carrying this brand.

固有名詞の認識がムツカシイ。人の名前の場合は、ある程度、私の発音でも正確に認識してくれるけれど、上記のような、実在しない製品やお店の名称は、全然だめだったので、後で修正しなくちゃいけない。



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