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2024年05月18日
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複数の相手にメールを同報する場合の書き出し

2008年09月24日

ご質問をいただきました。

--------ご質問の引用--------

こんにちは。初めてメイルさせていただきます。いつも大変勉強になる内容をありがとうございます。

さて、私、ある企業で、毎月定例で開かれる英語でのミーティングのagendaをメイルで出席者に送付する係をしています。内容は決まったものを連絡するのであまり問題はないのですが、いつも出だしに「これでいいんだろうか。。」と考えながら2年が過ぎました。。。

いつもは"To all the attendees of ...;としているのですが「やっぱり"Dear...,”で始めるべきなのか。。。」とかまったく自信がありません。

でも、どの出席者も別に興味もないらしく(トホホ)訂正されたこともないのですが、これは「適切だから」というよりは呆れられている可能性が高いように思えて仕方がありません。。。

比較的、個人宛のメイルより、複数の関係者に一斉メイルを送る場合が多く、こんな時の出だしに"To whom it may concern,"とかの固い出だし以外に何か適切なものはないでしょうか?

ミーティング自体はカジュアルなものです。
プロの目からご覧になって、何かご意見をいただけましたら有り難く存じます。

ご教示いただけましたらうれしいです。

------引用ここまで。


A子さん、丁寧なご質問をありがとうございます。コメント欄は小さいのでこちらに転記させていただきましたことを、ご了解ください。

おっしゃるとおり、個人宛なら、

Dear....

ですが、複数の相手に同時に宛てるときには、「どういう目的で」複数の相手に宛てているのかが分かる言葉を使います。

「カジュアルなもの」と書かれていますが、定例会議の連絡なら、

To all the attendees of ....


で、会議の出席者全員に宛てているという点が明確なので、ビジネスメールとして模範的だと思います。


社内行事などオフの連絡で、くだけた雰囲気の方がふさわしいと感じられる場合であれば、

Dear All,

のように簡単に済ませてしまってよいと思います。

また、

Dear all the attendees of ....


と、ToをDearに変えるだけで、メールに温かみは増します。
(To...は、Dearに比べて事務的なニュアンスをたたえているので。)

カジュアルなケースでは、社内メールの場合、それぞれの企業のカラーがありますので、他の人がどんな表現を使っているのかにならって、違和感がないように合わせると自然な表現を選びやすいのではないでしょうか。

丁寧すぎて悪いことは何もありませんので、自信を持ってメールを書かれると良いと思います。

また、"To whom it may concern,"(関係者各位)は、さらに事務的で冷たい印象が出ますし、誰に宛てているのか全く情報がない言い回しなので、これしか言い表しようがないくらい、多様な人に宛てた複雑な内容のケースに限り、使用すると良いでしょう。


以上です。
 
 

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Comment
無題
大変お忙しい中を丁寧にご説明いただき本当にありがとうございました。
いままでフィーリングと言うか適当というか、自分の判断で書いていたものですが、To~やDear~のニュワンスの違いなど論理的に説明して頂き、つっかえが取れた気持です。うれしい~ ありがとうございました!!
A子
喜んでいただけて
喜んでいただけて、こちらこそ、とても嬉しいです。

メッセージをありがとうございました。
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