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出版書の翻訳はやはり骨が折れます
今日はビジネスメールは一休みして、翻訳の話です。
今、出版書の翻訳作業をしています。
本は、昨年のエコノミスト誌に、
TOP 10 Business Books of the Year
に選ばれた本。経営書です。
大御所翻訳者の方が、産業翻訳と出版翻訳は基本的に同じ、と言われているのを読んだことがありますが、私は結構大きな違いを感じています。
産業(ビジネス)翻訳では、報告書類や契約書などが多いし、基本的には
事実を正確簡潔に表現することに徹すればいいのです。
ウェブサイトなど広報的な性格を帯びたものでも、それほどたいへんだと
感じたことはありません。
でも、出版書だと、著者も色気を出して、表現が凝っていたり、
研究書に近い性格のものなのに、やはり著者の思い入れがあって、
感情移入された文章もたくさん出てきます。
そういった言葉を日本語に訳すときの、訳語選択にとても悩むのです。
こんなに時間がかかるとは思ってもみませんでした。
たとえば、
Impact
Force
Pattern
Practice
このような、一見簡単だけど、どういう日本語が一番、原語の意味を表わしているのかを考えて、ものすごく悩むのです。
いちいち、一文一文、訳語選択にとても時間がかかってしまっています。
辞書を調べても気に入った訳語が見つからず、
考えてこれはどうか、と思う言葉を
今度は、国語辞典や広辞苑で意味を確認してみる作業。
もちろん、すべてパソコン上で調べますが、それでも全部やっているととても時間がかかります。
私の日本語の力が薄っぺらいものだったという証拠ですねー(泣)。
翻訳しながら、修行の毎日です。
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