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リスニング力を伸ばす(2)
前回書いた、1.初期単語レベル、 2.リダクション克服レベルをクリアした人は、音声については問題のないレベルに達した人です。
知らない単語を見ても、スペルから正しい発音がだいたい分かり、音を聞いたら、ほぼ正しく書き取ることができます。
このレベルになると、さらにリスニング力を高めるために必要なことは、速読力です。
3.語い・速読力強化レベル
読んで理解できないものは、聞いても絶対にわかりません。
音声上は何ら障害がないのに、聞き取れないのは、同じ内容のものを読んでも、理解するのに時間がかかったり、知らない語いが多すぎて理解できない、などが原因です。
このレベルの人は、それほどリスニングの練習をしなくても、多読・精読して読解力(スピード)が高まれば、並行してリスニング力も高まっていきます。
TOEICでいえば、だいたい800点前後以上のレベルです。
自分の好きなテーマを決めて、集中読みすれば、そのテーマに関連する語いも増やしていくことができます。
話題のニュースを追えば学習材料が簡単に手に入るので、一番手っ取り早いかもしれません。

最新の公式問題集
リスニング力を伸ばす(1)
いろんなレベルの人を教えていると、
リスニング力の伸びを阻む、いくつかのポイントがあることが分かります。
1.初期単語レベル
カタカナ発音で覚えてしまっていて、
milk、report, folder, callなど、書いてあればすぐ分かる単語でも、ナチュラルな発音だと、認識できないレベル。
聞こえ方を無理やり、カタカナにしてみると
ミルク → メルコ
レポート → リポー
フォルダー → フォルドウ
コール → コォー
TOEICスコアでいうと、550点程度以下の方です。
2.リダクション克服レベル
ニュース英語やTOEICなど速い英語になると、センテンスの中で、一部の単語が弱く発音されたり、音と音が連結して一つ一つの単語の発音とは異なる音になります。
これに慣れていないため、センテンスの中で1,2か所こういうところがあると、文全体の構文も理解できず、何を言っているのかわからなくなってしまう。
結果として、聞こえた単語から文全体の意味を推測せざるを得なくなります。
このレベルの方は非常に多いです。
TOEICで言うと、550点~750点程度の方でしょうか。
★対策★
このあたりの方は、リスニング力をあげるために、延々とCDをかけっぱなしにして聞いたりして、練習しているかもしれませんが、それよりもっと効果があるのは、正しく発音する練習です。
初期単語レベルの人は、TOEIC問題集なら、パート1や2に出てくる短文を繰り返し、聞いては発音、という練習をすると良いでしょう。
たくさん聞くよりも、ナチュラルな英語をきちんと聞いて、聞いたとおりその場ですぐに自分も発音し、同じように発音する練習をすることです。
リダクション克服レベルの人なら、レベルに応じて、パート2からパート4の問題で、聞いては発音を繰り返します。
自分で発音してみると、自分で読んでいたときと、本来の発音のされ方の違いが明確に意識されて身体にしみこむので、次に聞いたときに、自然に聞き取れます。
また、リダクションをきちんと聞き取れるようになるためには、ディクテーション(聞いて、その通り書き取る)も非常に有効です。
時間と気力の余裕があるときに、ディクテーションをやるとよいでしょう。短いものでも、全部書き取ろうと思うと、相当骨が折れます。いかに、小さい音を落としていたのかが、よくわかり、解答(原稿)を見てから、再度リスニングしてみると、発音がよく認識されるようになります。
990点出ました
今回、出ました!
ということで、プロフィール書き換えです。
勝因は、何度か受験してみることですね。
といっても、私のように講師をしている人でなければ、満点を目指す必要はまったくありません。
翻訳や通訳の仕事をしている人であれば、900点は必要ですが、それ以外の仕事で英語を使う、という人であれば、800点もあれば十分です。あとは、TOEICの勉強より、仕事に関連する英語をどんどん読んで、仕事の力を高めることのほうが、よほど大切です。
さて、これまでの点数の軌跡ですが、
975点→970点→990点
やはり間隔をそれほどあけずに(3か月おきくらい)何度か受けると、試験慣れします。
当日、一番集中できたときがスコアが上がるのだ、という感じがします。

TOEICパート1学習は軽視すると損
パート1はListeningセクションの中でももっとも簡単です。
実際、パート3や4が難しいからと、そちらの勉強に目がいきがちです。
でも、研修で教えていて感じるのは、TOEIC600点から700点台くらいの人でも、パート1やパート2の学習をしっかりしておくと、リスニングの伸びが速いということです。
初級レベルの人はもちろんですが、中級者でもパート1やパート2の短文を正確に聴き取る練習をすると、肝心の主語を落としていたり、時制が現在か現在完了なのかなどが分かっていないなど、意外にいいかげんな聞き方をしていることが判明します。
短い文で、主語・述語・目的語・時制などをきちんと確認する習慣をつけておくことが大切です。
感覚的に意味をとらえているだけだと、長い文章になったときに、かなりの確率で文意を誤解してしまいます。
枝葉がとれていなくても、文の構造が理解できていると大要が掴めます。
パート1は、簡単で勉強するのも楽しくできます。
まずは、パート1の完璧をめざしましょう。

TOEICテストの難易度
9月のときも感じたのですが、リスニングのスピードが以前より速くなっています。
TOEICは標準偏差を使って、常に同じ英語力の人が同じスコアになるように調整されているので、スピードが速くなって、スコアが下がってしまうということは、原則としてありません。
でも、
できるだけナチュラルな英語を聞き取れる力を測ろう、あるいは
受験者のレベルも上がっているので、より上級者の実力を細かく測ろう
という意図もあるのではないかと思います。
私の場合、スピードは大丈夫なのですが、スピーカーの音が大きすぎて、音が割れていたため、
パート2の、短文の応答問題の音が非常に聴き取りにくかったので自信がありません。
このことは、TOEIC事務局に報告しようと思います。
最初の音声調整のときに問題があれば、申し出て調整をお願いすることができたのですが、その時点ではだいたいきれいに聞こえているのに、実際の試験問題のときに音が割れてしまっているのはいけません。
リーディングは難問はありませんでした。
オーソドックスで、しっかりした英語の基本的文法、語い, 早く正しく読む力を身に付けていれば
問題なく高得点がとれる素直な内容だったと思います。
今回はスコアを伸ばせるかなおあ?
リーディングは全部出来たと思っていても、満点を出せていません。
講師業を再開して、久しぶりに一昨年からこれまで3回受けましたが、
そのうち、リスニングは、470、495,495と、前回、前々回と、満点が出ましたが、
リスニングより得意なリーディングが、480、480、475という結果に終わっています。
今回はどうでしょう。結果が楽しみです。
