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名詞の後ろから形容詞が修飾する場合
皆さん、こんばんは!! TOEIC IP試験まで残すところ、2週間となりました。
ラストスパートで結果がさらに変わります。気を抜かずにがんばりましょう!
先日の授業でmonkeyさんから質問があった、
名詞の後ろから形容詞が修飾するケースで、どんなものがあるのかについて、ここでまとめます。
(通常は、形容詞は、修飾する名詞の前に置きます。)
ex. a beautiful flower
◆名詞の後ろから修飾するケース
---------------
(1) -thing , -body, -one で終わる複合形の不定代名詞を修飾するとき
Nothing strange happened. (何も変わったことは起こらなかった)
(2) -able,-ible で終わる形容詞
# all,any,every などを伴う名詞に強意的に添える。
every means imaginable (考えられるあらゆる手段)
# 最上級の形容詞のついた名詞につけて範囲を限定する。
the latest information available (入手しうる最新の情報)
* every imaginable means, the latest available information としてもよい。
(3) フランス語などの影響を受けた言い方など……慣用的
the sum total (総計), from time immemorial (大昔から)
(4) 固有名詞を区別する場合
Elizabeth the Second (エリザベス2世)
(5) 修飾語句を伴って長くなる場合
a friend worthy of confidence (信頼できる友人)
* この場合 who is を前に補って考えることもできる。
(6) 叙述用法に近い場合
a baby asleep (眠っている赤ん坊)
[注] 名詞の前後で意味の異なるもの:
名詞の前に置かれる場合と後に置かれる場合で意味の異なるものがある。後に置かれるときには叙述用法の場合の意味になる
all the people present (居合わせた人たちすべて)
(=all the people who were present)
cf. present members(現会員)
(7) 分詞形容詞に動詞の性質が強いとき
Nick was among the twenty people arrested.
(ニックは逮捕された20人の1人だった)
[注] 慣用的に後に置かれる分詞:
分詞の中には慣用的に名詞の後に置かれるものがある。
for the time being (当分の間) (being=existing)
(8) 強調・対照・リズムなどの関係で
America, past and present (過去および現在のアメリカ)
(9) その他慣用的に
on Monday next (今度の月曜日に)
for ten years past (=for the past ten years)
(ここ10年間に)
以上です。
[株式会社旺文社 ロイヤル英文法改訂新版]
冠詞:無冠詞と冠詞の省略(その2)
冠詞がないケースと、本来、冠詞が必要なのに何らかの理由で省略されていることがあります。
今回はそれをごく簡単にまとめます。
◆無冠詞のケース(1)---ある特定の出来事でなく、本来の目的を表す場合
In Japan school starts in April.
(以下の冠詞がある場合と意味の違いを比較してください)
There is a school near the station.
もう一つの例) I went to school. 学校に通っていた(という習慣的行為)
I went to a school. 私はある学校に行った(という過去の一事実)
そのほかの無冠詞の例)Jim is in class right now. (今、授業中です)
◆無冠詞のケース(2)---交通や通信などの手段を表す場合
My son goes to school by bus.
Please send this letter (by) airmail.
◆無冠詞のケース(3)---食事、病気、季節、テレビなど
lunch, dinner, supper, breakfast
Infuluenza, cold(風邪、ただし不定冠詞"a"をつけることもある)
cf. I have a cold/ a headache / a fever.
spring, summer, fall, winter,
ただし、"in the spring"などのように定冠詞を使うこともある。
◆無冠詞のケース(4)---呼びかけ、役職
Mom, Dad, doctor, など呼びかけ、
President, captain, director, authorなどの役職などは、
無冠詞で使われることもあるが、冠詞がつくこともある
◆無冠詞のケース(5)---慣用句 -- 口を動かし、手を動かして覚えるのが一番です。
day and night 昼夜
husband and wife 夫婦
hour after hour 何時間も
side by side 並んで
face to face 顔を見合わせて
◆冠詞の省略---会話では、文頭の冠詞が省略されることがよくある
例)What time is it? (A) quarter to eight. 8時15分前です。
以上、簡単にまとめました。
★参考&例文出典:『英文法概説』江川泰一郎 --- 文法のバイブル。文法が趣味の方にのみお薦めします。
冠詞でおさえておくこと(その1)
皆さんが難しいと感じている冠詞についてまとめてみました。
連休前にアップするつもりだったのですが、遅くなってしまいました。 参考になりますように。
◆ ◆ ◆
授業で何度も口走っているかもしれませんが、再度おことわりをしておきます。
英語は言葉ですから、文法はあくまで正しく読み書き、聞く話すための補助道具。優先するわけではありません。なかでも、冠詞はもっとも難しく、私もいまだに頭を悩ませています。
日本人はたまたま文法を長い間、学んできたので、とにかく文法がクリアでないと気持ち悪い思いをするかもしれませんが、TOEIC730点を超えるための文法力は、皆さんはすでにお持ちです。
今もっとも必要なのは、リスニング力と速読力、そしてその両方を大幅にアップさせるのに大きく役立つのは、正確な発音と語彙力です。
とはいえ、文法という補助道具を有効活用すれば、正しい文章が書けるので、決して無駄ではありません。
テキストのアプローチとは違った角度からもう一度整理しておきたいと思います。
◆普通名詞は、単独では存在できません。冠詞が必要です。可算名詞
パターン: a / an + 普通名詞 (不定冠詞がつく単数形)
the + 普通名詞 (定冠詞がつく単数形)
普通名詞s (無冠詞の複数形)
the +普通名詞s (定冠詞がついた複数形)
つまり、普通名詞の場合、冠詞がつかないのは、複数形の場合のみです。
定冠詞の使われ方については、もう皆さんご承知のとおりです。
◆集合名詞も普通名詞と同じです。可算名詞。文脈に応じて単数扱いの場合と複数扱いの場合があります。
例)He has a large family. (大家族を持っている) ★家族を1つととらえている。
The audience were growing restless. (聴衆はそわそわし始めた)
★聴衆の構成要素である一人一人を意識した文脈なので複数扱い
My family(=family members) are all music-lovers. ★同じく、複数扱い
★そのほかの集合名詞の例)cabinet(内閣), class, committee, crew(乗組員), crowd(群集),
government, jury(陪審員団), panel(審査員団), staff, team,
・the police テキストで出てきましたね。これも集合名詞ですが、「常に複数扱い」です。
・the public 一般大衆という意味ですが、単数も複数もOKなので、TOEICの誤文訂正の対象にはならないでしょう。
・people 「国民、民族」の意味では、単数、「人々」の意味では複数扱い。
例)The Americans are an English-speaking people.
All the people in this book are real. この本に登場する人物はみな実在。
◆物質名詞は、基本的に単数扱いで不加算。 ただし、数えられるものを指す場合には、普通名詞と同様に扱います。
物質名詞の例)paper, cheese, wood, bread, coffee, water, milk, sugar, salt, beef, furniture.....
例)Nickel is a hard, silver-white metal. ニッケルは硬い銀白色の金属。 ---物質名詞なので不加算。冠詞無し
A nickel is a five-cent coin in America. ニックルはアメリカでは5セント玉。---普通名詞化されて加算化
◆抽象名詞も、基本的に単数扱いで不加算。ただし、具体化した事例や行為などを示す場合には、普通名詞と同様に扱います。
例) Her smile is one of her beauties. 彼女の数ある魅力のうちの一つ
He did me a kindness when he got me a job. 一つの親切な行為として数えている
The party was a failure.
抽象名詞で原則は不加算で冠詞が不要なはずなのに、例のように、加算化された例がたくさんあります。
要は文脈が大切ということ。
複数の場合も!!
Thank you for the many kindnesses you have done for me.
こうすると、抽象名詞のままより、感謝の気持ちをより強く表せます。感情がこもっているのを感じてください。
◆固有名詞も、基本的に単数扱いで不加算。ただし、普通名詞と同様に扱われる例もある!
例)He bought a Rolls Royce recently.
The Nancy I know is a college student. 私が知っているナンシーは大学生
Shizuoka is sometimes called the California of Japan.
【まとめ】-------------------------------------------------------------------------------
加算名詞 --- 普通名詞・集合名詞
原則として
不加算名詞 --- 物質名詞・抽象名詞・固有名詞
--- ただし、普通名詞と同様に扱われる例もたくさんある。
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Review Test用紙
みなさん、お仕事お疲れさまです。でも、もうひとがんばり、TOEIC IPまで突っ走ってくださいね。
さて、先日の授業で、Mountain Mouthさんが、再度、復習用に、Review Test の用紙が欲しいと
おっしゃっていました。
よろしければ、私個人あてに、メールをいただけませんか?
添付ファイルで用紙をお送りします。
私のメールアドレスは、研修の初回にお配りした、オリエンテーションの紙(#00)の最後に書いてあります。
ご希望の方は、私宛に直接メールをくださいね。
動名詞か不定詞かについて(前回の授業)
みなさん、おはようございます。
動詞によって動名詞をとるか、不定詞の形をとるかが違うことと、両方をとる場合があってそのときは、動名詞が過去指向、不定詞が未来指向、という質問が出ました。
高校時代に習ったことで、確かにそういうのがありましたね。
(例)
Don't forget to lock the door. (鍵をかけるのは未来)
I will never forget meeting you for the first time. (あなたと会ったのは過去のこと)
ただ、こういうケースもある、ということで、動名詞をとる場合は、時間的に中立なケースがたくさんあります。
また、不定詞だけを目的語とする動詞の場合、不定詞でも過去のことを表現します。
(不定詞で過去の出来事をあらわす例)
The driver failed to see the other car in time. (対向車に気づくのが遅れた)
つまり、動名詞と不定詞で明確な意味上の使い分けが常にあるわけではありません。
文法書をひもとくと、前述の、Forgetや、Remenber、Regretは、確かに、過去と未来で使い分けがあるようですが、実は私も、大学受験のとき以降、実践でこの使い分けを意識した覚えがほとんどないのです。
ここは、研究者になるわけではないので、あまり深入りせず、動詞一つ一つの使われ方を、例文を通じて習熟していく方向で学習を進めることをお勧めします。
まずは、今使っているテキストに出てくる動詞の使い方を学んでおきましょう。